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ホームカラーでいいじゃない!

2020.10.28 | 
今日はサロンのカラーのお話

よくこんな話を聞きます。


「美容師さんにホームカラーの薬はやめた方がいいと言われた」


いったいなぜ美容師はこう言うのでしょうか?

【色が思い通りにいかないから】

まぁ、確かにこれも一つですが、

やっぱり【痛み】ですね。



カラー剤の痛む原因は主に2つ

浸透脱染(ブリーチ)の為に使われる【アルカリ】【過酸化水素】



ではカラー剤のアルカリどれくらいなのか?



(画像はDEMIから)


ホームカラー用の薬剤はpHは約10~11と言われています。

サロンカラーはpH10~11の薬から、表にもありますが、弱酸性カラーと言われるpH6前後の物や

パウダーカラーといったpH5前後の物、さらにはpH3前後のヘアマニキュアと

様々な薬を使って適材適所のお薬を使います。

また、アルカリ剤は中身が重要!

アルカリ剤にはアンモニア又はモノエタ(モノエタノールアミン)があります。

アンモニアは臭いがきつくpHも高いが揮発性が高く残留しにくい。

モノエタは臭いは少ないが残留しやすい。

ホームカラーのほとんどがモノエタが使用されています。

ただ、どちらがいいとか悪いとかではなく、特徴を知り、どういった解決策を講じるか否かが重要です。

よくよく流し、さらに残留アルカリを除去してあげる事が出来ればモノエタでも大丈夫です。

こういう知識や薬があるのがサロンのいい所です。



では過酸化水素は?

日本での美容院で使用が認められている過酸化水素には濃度規定があります。

これは市販のカラー剤も同様です。

認められているのはどちらも6%以下の過酸化水素濃度であれば大丈夫です。


(画像はWikから)


と、なると両方条件は同じですから関係ない・・・

と、思うかもしれません、、、

が!

市販の薬剤のほとんどが6%が使用されています、

そう、先程と同様に根本も毛先も関係なく!

サロンでは根元には4.5%~6%を、痛んだ毛先には1.5%~3%等を使いダメージをコントロールします。

また、過酸化水素によって生れる活性酸素は肌を酸化させる老化物質です

残留しているとずーっと髪は本より肌を老化させ続け、細毛、くせ毛、加齢毛、しまいに脱毛になります。

なので必ず残留過水は除去はした方がいいです!

サロンでは専門の除去剤を使い徹底的にいらない薬(残留物質)を取り除きます。



と、なるとやはり『ホームカラーでいいじゃない!』とは言いにくいですね。。



もちろん、すべてのサロンが正しい知識と正しい処理をしているかと言われるとそうではないのが実状です。

実はカラー剤よりトリートメント(処理剤)の方がコストがかかるので。。

もしくは、正しい知識と処理が出来るお薬が家にあるのであれば構いません、が。

家で綺麗に塗りつつ、根本と毛先を使い分け、正しい処置をするのはなかなか難しいですよね。。

これが美容師がホームカラーを勧めない理由です。



将来髪が痩せこけて薄毛になりたい方なんていませんよね。

なので、しっかり勉強されている美容師を見定め、丁寧に説明・処理までしてくれるサロンを見つけてあげて下さい!



『やっぱりideaLでカラーしていて良かった!』と、言って頂けるように日々頑張ります☆
Tel:075-406-7507