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高いシャンプーって本当に必要なのか・・・

2020.11.29 | 
いきなりですが、なぜシャンプーはこんなに種類があるのでしょうか。



お茶の種類よりビールの種類より多い気がしませんか?(正しくはわかりませんが…)

シャンプーの種類が5、、、いや10種類しかない世界ならきっとこんなにも悩むことは無いでしょう。

とにかく全部の種類を試して一番マシなものにすればいいですもんね。。



しかし現実は違います。

なぜなら、たった10種類ですべての人を満足させられる事は難しいでしょうから。



自分の肌に合わなかったり、髪の毛がギシギシしたり、値段が高くて続けられなかったり、香りが苦手だったり。

理由は様々です。



でも現在の数多くあるシャンプーの中から自分に合ったものを選ぶのは至難の業ですよね。

難しい時は詳しい人に聞きたいですよね。

そう、それが美容師です。



しかし、美容師のほとんどはドラックストアなどに売っている市販のシャンプーを使った事がありません。(子供の頃は使っていたかもしれませんが。)

なぜなのか?

それは有効成分が余りにも少ないことを知っているから。。。



一般的に売られているシャンプーを作る時、大人が何十人も入れるくらい巨大なタンクで作られるのですが、

その中に入れられている有効成分は僅かペットボトルのキャップ一杯程度と言われています。

そう、

巨大なタンクのほとんどが洗浄成分、洗剤です。

そんな量で肌に優しくや髪に優しいなんて無理があります。

その中でどれがいいと言われても難しいです




なので美容師たちは最低限のラインを超えたものしか試すことが無いのです。

それが美容専売品です。



では、何故に専売品なのか?



それは、薬と言うものは時として毒にもなります。

脂性肌の方にオイリーな物を使うと更にベタベタになりますし、ダメージ毛の方にすっきり洗い上げる物を使うとガシガシになります。

一人一人に合った物をプロが診断して責任をもって処方するようになっています。


また、


例えばサロン価格3000円の物をCMを出したり店舗を構えたりして売ると

4000円にも5000円にも上がってしまう。

するとお客様に使って頂きにくくなる。

メーカーさんも一人でも多くの方に使って頂きたい思いは一緒ですから

値段は高くしたくないのです。



そこで美容師がその商品の説明を担うのです。






パブリックシャンプーの説明を簡単にします。

・洗浄成分が安価なものが多く肌がつぱったり髪がガシガシしてしまいやすい。また肌トラブルになりやすい。

・髪のガシガシを補うためのコーティング剤(シリコン以外)が多く入っている為、べた付く事がある。

・髪の中に入って補修するようなものは入っていないに等しい程、微量にしかない。

・コーティング剤が肌を詰まらせて肌トラブルになる事がある。

・コーティング剤によりパーマやストレート(縮毛矯正)がかかりにくく、必要以上にダメージがかかる。



サロン専売品を簡単に説明すると

・洗浄成分(界面活性剤)が違います。
お肌と髪に刺激が少ない成分を調合してあります。

・補修成分と量が全く違います。
肌が乾燥しないように、保湿成分がしっかり入っていたり
髪がシャンプーによって痛まないよう高濃度のケラチンや脂質が入っています。

他に、いいシャンプーは香料や界面活性剤が残らないようになっています。

極力肌には余分な物は残したくないですからね。



ただ、残念ながらすべての美容専売品が良いものと言う事ではありません。

値段の割に…といった物も正直たくさんあります。

ちゃんとこだわっている・勉強しているサロンかどうかはあなたの目で判断してあげて下さい。



シャンプーは洗剤の一種です

なので気を付けないと髪も肌も痛みますし乾燥します。

洗顔やボディーソープもそうですが、洗剤に当たるものは出来るだけこだわってあげる事をお勧めします。





高いシャンプーが良いと言いたい訳ではありません。

ただ、価格がリーズナブルな物にはその分デメリットもある事を知っておいてください。




いつも長くなりまして申し訳ありません。。

皆様のヘアケアの参考にしてください。


(写真はアミノ酸系シャンプー トイトイト―イ5400円)
Tel:075-406-7507